まつげ育毛剤について
まつげの毛周期は1~4カ月程度と言われており、まつげをきちんとケアすれば長さや太さを増加させることが可能です
まつげ育毛製品は大きく分けて医薬品と化粧品に分かれます。医薬品の成分はビマトプロストと呼ばれる、緑内障の治療でも使用される成分であり、まつげの成長期に働きかけます。一方、化粧品に該当する製品はあくまでまつげが生えやすくする環境を作ることに焦点を当てられていますので、まつげを直接伸ばしたり量を増加させる効果はありません。
当院採用のまつげ育毛剤について
前述の通りまつげ育毛剤には種類がありますが、当院では医薬品であるルミガンを採用しております。ご自身で刷毛(アプリケーター)をご用意して頂く必要はありますが(当院でも別途購入になりますがご用意があります)、その分同成分を有する製剤としては安価でご提供することを可能にしています。
まつげの長さが伸びる、まつげが濃くなる、まつげが太くなるなどが特徴で8割近くの方が効果を実感されています
製品をご購入後、ご自宅にて行っていただく治療になります
ルミガン治療の経過と注意点
- 通常1か月程度で効果を実感される方が多いです
- 成分の血管拡張作用によって使用後しばらく眼に赤みや充血、かゆみが出ることがありますが、2週間~1か月程度で落ち着きます(ただし症状が強い場合は使用を中止して受診してください)
- 眼の周りの色素沈着や産毛が濃くなることがあります。特に下眼瞼に生じると目立つことから、下眼瞼への塗布はお勧めしていません
※予防としては丁寧に塗ることですが、生じてしまった場合は使用を中止して消えるのを待つことになります
- コンタクトを装着している方は使用時に外す必要があります。再装着する場合は塗布後30分以上経過してから行ってください
ルミガン治療で起こり得るリスクと合併症
- 眼の周りの色素沈着
- 眼の周りの産毛が濃くなる
- 刺激感や異物感、痛み、しみるなど
- 眼の赤み、充血、かゆみなど
- 角膜障害
※防腐剤による影響やかゆみや痛みで眼を擦る、刷毛の不適切使用などが原因になります
- 感染
※刷毛の使いまわしは感染の原因になります。1度使用したら必ず交換するようにしてください
- 黄斑浮腫、視力低下(特に無水晶体眼および眼内レンズ挿入されている方)
- 眼の周りがくぼむ(眼瞼溝深化)
緑内障の治療として長期間使用した場合に生じることがありますが、まつげ育毛剤として塗る場合は点眼と比較して非常に少量であり、必要以上に心配する必要はないと言われています。万が一生じた場合は使用を中止します
- 黒目が黒くなる(虹彩色素沈着)
稀であり、仮に生じた場合でも日本人の虹彩は黒いので影響は少ないことが多いです。ただし戻らない可能性もあるため、万が一生じた場合は使用を中止します。
などが挙げられます。
ルミガン治療をお受けになれない方・施術困難の可能性がある方
必ずご確認ください
安全に施術を受けて頂くため、当院では既往歴や肌の状態などによって施術をお受けできない、あるいは当日の施術を見送らせていただくことがあります。予めご了承ください。以下はカウンセリング時に確認と同意書を取らせて頂きますが、事前にご確認頂きますとスムーズになります。
以下に該当される方は施術を行うことができません
- 以下の既往歴がある方
(重度の皮膚疾患、重度のアレルギー、開放創や上皮化していない傷口、いぼ、日光角化症、皮膚がんなど)
- 施行部位に強い炎症(極度の日焼け、かぶれ、アトピーなど)がある方
※炎症が落ち着いた時期に施術可能です
- 施行部位に感染(ヘルペスなど)がある方
※感染が落ち着いた時期に施術可能です
- 各種成分に対するアレルギー
- 妊娠中、妊娠の可能性がある方、授乳中の方、15才以下の方
※安全性が確立しておらず、当該治療を行うことはできません
以下に該当する方は副作用や視力低下が生じる可能性があるため必ず申告してください(特に眼科通院歴のある方は該当する項目がないかをご確認ください)
- 点眼(市販や処方されたものに関わらず)でアレルギー症状が出たことがある方、あるいは点眼薬を使用中の方
- 白内障や外傷の手術などにより水晶体と取り除いた方、およびそれに伴って眼内レンズ;人工水晶体を挿入されている方
※無水晶体眼および眼内レンズ挿入されている方は黄斑浮腫とそれに伴う視力低下を起こすとの報告があります
- 眼圧障害(高眼圧症、低眼圧症)、および緑内障の診断や治療を受けている方
- 眼瞼や眼球に炎症(感染症や活動性のブドウ膜炎など)がある方
※炎症や症状が悪化する可能性があります
- 目回りに他の治療(美容治療も含む)をされている方
※治療内容によっては一定期間あける必要があります
- ピーリング施術やピーリング剤使用(スクラブ剤を含む)および予定がある方
※通常目の際(眼瞼縁)までピーリングを行うことはありませんが、カウンセリング時に炎症状態も併せて評価させて頂きます
・病院やエステでピーリング施術受けられた方または予定がある方
・病院でニキビ治療薬を処方されている方(過酸化ベンゾイルやアダパレン配合薬を使用している方)
・ホームケアでピーリング剤を使用されている方(基礎化粧品を含みます。エンビロンなどビタミンA配合製剤を使用されている方もご申告ください)
- 薬剤(基礎化粧品を含む)に強い刺激を感じやすい方
- 施術開始1か月以内に大事なイベントがある方
※色素沈着が生じた場合、使用中止にて徐々に薄くなっていきますが、時間がかかります。肌のターンオーバーの関係から年齢と共に長引く傾向があり、期間を要することもあります
その他
- カウンセリング時にメイクを落とせない方
- その他診察により医師が施術困難と判断した場合
は当該治療を行うことができません
ルミガン治療の流れ
STEP01
予約・来院
初めて当該治療をご希望の方は、オンライン予約からWeb問診にご回答頂いた上、空いている希望日時で予約をお取り頂き、予約日時にご来院ください。
Web問診票の記入が難しい場合は予約日時にご来院頂いた後、受付より問診票をお渡ししますのでご記入ください(その場合、問診票記入のため予約時間の10分前にはお越しください)
※化粧をしての来院は可能ですが、来院後に目回りの洗顔をお願いしますので、必要な方は化粧道具をご持参ください。ただし目回りに洗い残しなどがございますと正確な診断ができないこともありますので、来院時は過度な目回りのメイクはお控えして頂ければと思います
STEP02
待機・洗顔
完全個室の待合室でお待ち頂きます。
お待ちになって頂く間、原則、全顔の洗顔を行って頂きます。洗顔を行って頂けない場合はカウンセリングや施術をお断りする場合がありますのであらかじめご了承ください。
当院では敏感肌にもご対応頂ける洗顔料をご用意しております
※ご希望があれば目回りのメイクオフのみでも可能です(その場合でも洗い残しがないようにお願いしております)
STEP03
画像撮影
洗顔などのお仕度が整いましたら、まずは肌の状態を撮影します。
撮影は治療前後の状態、経時変化を記録し、カウンセリングや治療計画の参考にします。
STEP04
カウンセリング
医師によるカウンセリングを行います。まずはご記入頂いた問診票を元に、治療歴や相談歴のお話、治療内容の希望などを伺います。その後、お悩みの部位や肌の状態を診察します。現状をご説明後、ご自宅で行って頂く際の注意点のご説明を行います。ご不明点などありましたらお気軽にご相談ください。ご理解・ご納得頂いた上で製品をご購入して頂きます。
※初診の方は対面でのカウンセリングが必須になります
※当該治療を行えるかどうかの確認と判断についてははカウンセリング時にいたしますが、事前に《ルミガン治療をお受けになれない方・施術困難の可能性がある方》をご確認頂けますとスムーズになります。
※カウンセリングの結果、施術困難と判断された場合でも診察料は頂くことになりますことをご了承ください
STEP06
会計
メイクを整える必要がある方は待合室でお化粧後、会計にお回りください。
会計後、購入された製品をお渡しいたします。
料金