幼児期から小学生くらいまでは汗の量が多く、12才頃では成人の2倍近くの汗をかくと言われています。そのため、汗に関連する疾患が生じやすいです。汗疹はいわゆるあせもです(詳細はこちらから)。異汗性湿疹(汗疱、汗疱状湿疹)は手のひらや足の裏に赤みがかったぶつぶつや水疱ができたり、皮がむけたような症状が出現します。時にかゆみを伴い、繰り返し出現して慢性に経過することもあります。なお、異汗性湿疹は汗との関連が推測されていますが、汗が直接的な原因かどうかは見解が分かれており、はっきりとした原因は不明です。また、歯科金属や食事に含まれる金属接種による金属アレルギーが関与しているのではないかとも言われています。
見た目で判断することが多いですが、鑑別を要する場合は適宜検査を行います。