幕張まーるクリニック|幕張駅徒歩8分|皮膚科、形成外科、美容皮膚科、美容外科

粉瘤、炎症性粉瘤
保険診療

粉瘤、炎症性粉瘤

原因と症状

皮膚の内側に袋が形成され、できもの、しこりとして認識されます。本来剥がれる予定であった代謝物である角質が貯留している状態の皮膚良性腫瘍です。原因ははっきりとはせず、誰にでもできる可能性のあるできもので、痛みやかゆみなどは通常ありませんが、徐々に大きくなっていきます。 袋の中での異物反応や細菌感染、圧迫により袋が破れるなどして炎症が生じると、赤みや痛みなどの自覚症状が現れます。また、袋の中央部に毛孔の開口部を伴い、押すと悪臭のある内容物が出てくることがあります。

治療

完治のためには袋を取り除く必要があります。炎症がなければ経過をみることも可能ですが、大きくなってから切除しようとすると傷跡が目立ってしまうことから、ある程度の大きさになったら早めに摘出することをお勧めします。また、炎症が生じている場合は炎症が治まるまでは抗生剤や痛み止めの薬の内服、膿が溜まっている場合は膿を排出し、症状が消失後に袋を摘出する治療を行うことになります。袋を取り除く手術は保険適応で、時間は大きさにもよりますが1つにつき5~10分程度です(手術料金は大きさや部位によって変動します。それ以外に病理検査費用や血液検査費用などを行った場合は別途で費用がかかります) 。当院では一般的に行われている手術方法以外に、術後の傷口が目立ちにくい手術方法をご提示することも可能です(直径4∼5㎜の穴をあけてそこから内容物や袋を取り出します) 。症例によっては不向きであったり、再発率が従来の切り開いて取り除くものに比べて高いデメリットもありますが、術後の傷跡を小さくしたい方などにはご提案しております。方法や費用など気になることがありましたらありましたらお気軽にご相談ください。