体中どこにでもできる可能性はありますが、特に目の周りや鼻の周り、あごの辺りにに1~2㎜の白く小さなぶつぶつが多発します。生まれつきある場合や、外傷(擦り傷・切り傷など)後にできる場合、体質的にできやすい方などがいますが、はっきりとした原因はわかっていません。ぶつぶつの中身はケラチンというタンパク質で、かゆみや痛みといった自覚症状はありません。
乳児にできたものは自然に治ることが多いです。放置していても健康被害を生じるものではありませんが、見た目が気になる場合は治療を行います。治療法としては、保険診療の場合は皮膚表面に針で小さな穴をあけて稗粒腫の内容物を押し出す方法(基本的に麻酔は必要ありませんが、痛みが苦手な方や大きめのものには貼り付けるタイプの麻酔を行うことがあります)となります。その他自費診療となりますが、薬剤を使用して皮膚を薄く剥がして中身を出す方法やレーザーを使用する方法などもあります。(当院ではケミカルピーリングの他に機器を使用したピーリングも採用しています。)。