幕張まーるクリニック|幕張駅徒歩8分|皮膚科、形成外科、美容皮膚科、美容外科

蕁麻疹
保険診療

蕁麻疹

原因と症状

蚊に刺されたような強いかゆみを伴う赤い膨らみとして出現します。膨らみは数分から数時間で消えることが多いですが、半日から1日程度続くこともあります。また、まれにまぶたや唇が腫れることや、咽頭部や腸の粘膜に生じた場合があります。声がかすれたり呼吸苦、腹痛や下痢といった症状が出た場合は命に関わることがあるため、すぐに病院を受診しましょう。
原因不明なことが多いですが、特定できるものはアレルギー性のものと非アレルギー性のものに大別できます。アレルギー性の原因物質は食べ物(小麦、卵、そばなど)や薬剤(抗生剤、解熱鎮痛剤など)、昆虫(はちなど)、植物(ゴムなど)、感染症、ストレスなど多岐にわたります。非アレルギー性には物理的刺激(擦る、温度変化、日光など)や発汗(運動、入浴、緊張など)などがあります。時に慢性化して難治性となる場合もあります。

検査と治療

問診などからアレルギー性を疑った場合は、原因物質特定のため血液検査を行うこともあります。当院では従来の血液検査の他に、アレルギー検査機器“ドロップスクリーン”を採用しております。ドロップスクリーンは指先の1滴の血液から41種類のアレルゲンの検査を即日行うことができる機械です。従来の血液検査で痛みの負担が大きい方やお子さま、当日検査結果をお知りになりたい方などぜひご活用ください。
治療の基本は原因物質の除去や回避になります。ただし、原因物質を特定できない、あるいは原因物質の除去や回避困難な場合も少なくありません。症状や状況により、抗アレルギー薬を中心に治療を行っていきます。再燃することも多いため、症状が消えても1~2週間程度は内服を継続し、症状の重症度や初期治療で効果不十分の場合は薬の増量や、機序が異なる抗アレルギー薬を数種類併用していきますが、1か月以上続く慢性蕁麻疹の場合は時に治療が年単位になるになることもあります。

蕁麻疹は来院時に症状が見られないことも多いため、症状出現時の写真を持参して頂くと、より正確な診断と治療につながります。