幕張まーるクリニック|幕張駅徒歩8分|皮膚科、形成外科、美容皮膚科、美容外科

フケ症
保険診療

フケ症

原因と症状

フケは健常な人でも認められますが、問題はその量が多い場合です。代表的な原因としては➀乾燥(乾燥して剥がれ落ちた角質がフケとなります。乾燥肌や過剰な洗浄による皮脂の欠乏、アトピー性皮膚炎の方に多いです)②脂漏性皮膚炎(思春期以降に発症する成人型の場合、皮脂の分泌が多い部分に皮膚の常在菌であるマラセチアなどが関係して皮膚のターンオーバーが早まりフケとなります。乳児型は毛穴の未発達による皮脂が詰まりやすさが原因です)③乾癬(免疫の異常により皮膚のターンオーバーが亢進することで症状を引き起こします)④白癬菌(足にできると水虫を発症させる菌が頭部に感染すると頭部白癬として発症します。柔道や格闘技などをされる方は不特定多数の方とマットに頭をこすりつけるため感染しやすい傾向にあります)などが挙げられます。

検査と治療

問診や見た目だけでは診断がつきにくい場合は鑑別のために検査を行うことがあります。乾燥が原因の場合は保湿剤、脂漏性皮膚炎や白癬菌が原因の場合は抗真菌薬を基本に治療を行い、炎症やかゆみなどの症状があればステロイド外用薬やかゆみ止めの内服を併用します。根気よく治療していく必要がある疾患で、継続的に外用を行って頂くことが大切になってきます。頭部にも使用しやすいローションタイプやシャンプータイプもあるためライフスタイルに合わせて選択することも可能です。
いずれも生活習慣の関与があるとされており、それぞれの疾患にあった生活習慣の改善も大切です。フケ症は原因によって過剰な洗髪でも洗髪の不足でも悪化します。当院では治療と並行して患者様にあった生活アドバイスができるように心がけております。