幕張まーるクリニック|幕張駅徒歩8分|皮膚科、形成外科、美容皮膚科、美容外科

アトピー性皮膚炎
保険診療

アトピー性皮膚炎

原因と症状

皮膚の角質バリアの障害(生まれながらに皮膚が乾燥しやすくバリア機能が弱い、乾燥など)と、様々な外的因子に対して過剰な免疫反応を起こしやすい体質を基礎に、後天的に様々な刺激因子(ダニ、ハウスダスト、皮膚常在菌、ストレス、湿度、欧米化した食生活など)が作用してかゆみを伴う湿疹・皮膚炎を形成し、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら慢性的な経過をとります。アトピー性皮膚炎は現代病とも言われ、年々患者数が増えており、多くの患者さんがアトピー素因(家族歴、既往歴に気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、結膜炎など)をお持ちです。湿疹は基本的に左右対称性で、年齢により好発部位が変わります。

検査と治療

刺激因子(ダニ、ハウスダスト、花粉、真菌、ペットなど)に反応しやすい体質がないか、血液検査などでチェックすることが可能です(当院では従来の血液検査やパッチテストの他に、お子様でも検査しやすい痛みのほぼないアレルギー検査機器を導入しております。詳細はこちらをクリック)
また、アトピー性皮膚炎の病勢を反映する物質を適宜測定(保険適応)することにより、治療継続の必要性の判断に用います。
治療薬はステロイド外用、タクロリムス軟膏外用、JAK阻害薬外用、保湿剤、紫外線療法など患者様の症状や経過にあわせて選択し、治療を行っていきます。痒みが強い場合は掻くと悪化しますので、抗アレルギー薬の内服や体質改善として漢方薬を使用することもあります。薬の使い方やスキンケアが大切になることから、当院ではパンフレットなどを利用し、わかりやすい説明を心掛けております。
アトピー性皮膚炎は慢性疾患であり長く薬を使用することもあります。不安なことやご不明点はお気軽にご相談ください。