湿疹とは皮膚の炎症によって生じる皮膚変化の総称のことでかゆみや刺激感を伴うことも多く、皮膚科の中で最も多いお悩みです。外的・内的刺激に対して炎症反応が生じ、赤み、ざらつき、かさかさといった症状や、症状が悪化すると水ぶくれや膿を形成することや、ただれてくることもあります。また、症状が長引くと皮膚がごわごわしたり、色が残ったりするなど様々な症状を呈します。
原因が特定できないことも少なくありませんが、刺激物質の接触、体質(アレルギーの発症のしやすさや乾燥肌など)、ストレス、寝不足、皮脂・発汗状態などが原因は様々です。症状や経過に合わせて適宜必要な検査を行います。アレルギー性疾患の一症状の可能性がある場合はアレルギー検査を行うこともあります。(当院では従来の血液検査の他に、お子様でも検査しやすい痛みのほぼないアレルギー検査機器を導入しております。従来の血液検査で痛みの負担が大きい方やお子さま、当日検査結果をお知りになりたい方などぜひご活用ください。詳細はこちらをクリック)。治療はステロイドの塗り薬を主体とし、症状やかゆみが強い場合は飲み薬なども併用します。通常は塗り薬を1~2週間塗布する事により改善しますが、症状や原因、経過によって適宜対応していきます。