幕張まーるクリニック|幕張駅徒歩8分|皮膚科、形成外科、美容皮膚科、美容外科

水いぼ、伝染性軟属腫
保険診療

水いぼ、伝染性軟属腫

原因と症状

伝染性軟属腫ウイルスが皮膚の小さな傷や毛穴などから侵入することで、皮膚に光沢のあるつるっとした表面の小さなできものができます。自覚症状は通常ありませんが、炎症が起きていると痛みやかゆみなどが生じることがあります。接触感染によりうつるため、プールなどで肌が触れ合ったり、タオルや浮き輪の共有などが原因となったりします(水を介して伝染することはないとされています。水着で覆われている部位ではうつることは稀であり、プールを休む必要は通常ありません)。皮膚のバリア機能が未熟な乳幼児やアトピー性皮膚炎の患児が感染しやすいです。また、掻いてしまうと拡大することも多く、潜伏期も数週間と長いため、見えているできものを全て取れたように見えても再発の可能性が高いです。

治療

放置していても自然軽快する病気ですが、治るまでに半年から数年かかる場合もあります(その間に他の部位や他人にうつってしまう危険はあります)。治療法は、できものを1つ1つ内容物ごと取る治療が一般的です。ほとんどの場合瘢痕は残さず治りますが、稀ではありますが傷跡が残ってしまうことやケロイドになってしまうこともあります。治療の際に痛みを伴うので、当院では痛み止めの貼り薬を使用して取ります(保険適用です)。学校保健委員会の見解として登園、登校の禁止はされていませんが、プールなどでの肌の接触やタオルやビート版などの共有は控える配慮が必要という方針が推奨されており、場所によっては治癒するまでプールに入ることを控えるような措置を取っていることもあり、お話を伺いながら患者さんの症状や状況にあわせて治療を行っていきます。