幕張まーるクリニック|幕張駅徒歩8分|皮膚科、形成外科、美容皮膚科、美容外科

あせも、汗疹
保険診療

あせも、汗疹

原因と症状

多量の発汗などによってエクリン汗管(汗の通り道)が閉塞し、皮膚の中に漏れ出すことが原因です。詰まる部位によって見た目は変わりますが、典型的には多汗を伴う間擦部(首、わき、ひじ、体幹、股部分など)に赤みやかゆみのある小さなぶつぶつが多発します。夏場や汗が多く出る生活をした後に生じますが、子供や高齢者の方では発汗の自覚がないことも多く、最近ではいわゆるヒートテックのような吸汗性に乏しい化学繊維の衣類の普及などによって冬場にも発症する方が増えています。また、湿疹化した部位から感染を起こす可能性があるため注意が必要です。

治療

かいた汗を放置せず、こまめな汗のふき取りや肌着交換、シャワーなどを行うことが大切です。湿疹化を伴わない軽症の場合は、汗を吸収して肌の湿潤を抑えるベビーパウダーなどの外用で経過をみることもできますが、湿疹やかゆみを伴う場合はステロイド外用を行います。また、乾燥を伴う場合は保湿ケアを、かゆみが強い場合はかゆみ止めの内服を処方することがあります。